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被災地?非被災地?

「被災地である岩手、宮城、福島の3県について、統一地方選挙の延期を明日決定」とのこと。山形はそこには入っていませんので、「被災地ではない」と国で思っているということでしょうね。
確かに人的被害もほとんど無く、ライフラインも復旧しました。今も避難所で生活されている方達を思えば、本当に幸福なことだと思います。
でも現在山形はガソリンも物資もない状態なので、このままの状態であれば燃料が無くて、人…仙台ー山形間のバスや、物…救援物資を運ぶトラックがだんだん困難になっていく見通しとのこと。
山形では宮城・福島方面からの被災者受け入れのため施設の準備を行ったり、山形市をはじめ小国町、飯豊町、南陽市などでは受け入れを開始しております。すでに受け入れている山形市の施設に関して、友人から悲痛な、こんなつぶやきが廻ってきました。

【求拡散】山形市内避難所15日の状況。まなび館180名、市厚生会館(休日診療所)150名。ほとんど県外からの避難者。毛布と部屋提供のみ。炊き出しなし、ボランティアなし。食料は各自手配のため不足。電気はあるが炊飯器なし。高齢者や生後間もない赤ちゃんあり。今こそ市民の力を!!

市内のビジネスホテルも仙台から避難して来た方で満室とのこと。旅館などは被災者への割引みたいなのをはじめ、そちらもどんどん埋まってきているようです。
山形空港の24時間化・米軍利用許可なども含め、復興・支援の拠点となる山形には、これから全国のボランティア、各団体、マスコミ関係者がどんどん来ることが予想され、隣県から避難されてくる方を合わせれば、一時的にかなりの人口増となると思われます。
しかし最初に書いた選挙の日程をみてもわかるように、「被災地優先」と考える国からは、被災地とはみなされていない山形にはなかなか物が届かない…かも知れません(これは今のところ推測です。が、たぶんそうでしょう)
山形には「山形ならまだあるのでは…」と思った宮城または宮城に入ろうとする方がもうすでにたくさんいます。GSに並んでいるのも他県ナンバーが多かったそうです。
現状として被災地に物資を供給しているのが山形なので、確かに被災地ではないのですが、山形にも物資(支援物資の話じゃないですよ)、特に燃料を回してもらわないと「支援物資が山形まで来ているのに、そこから先に進めない」「買いに来たけど売ってない」「避難してきたけど何もない」なんていう状況になってしまうことが予想されます。
できれば政府にはそこまで考えてもらえればいいのですが…。
とりあえず寒河江にも避難所が開設されるそうなので、そちらの状況を見て、まずは近いところから何かしらのお手伝いができればいいなと思います。
by pattu | 2011-03-15 23:31 | ヤバイ!事件です。


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